LINEが誰でもできるってことはLINEののっとりも誰でもできるって話
スマホにする意味って、LINEを使うことが主な理由になっている人も少なくない世の中になってきたなぁと。
正直なところ、スマホを購入しに来るお客さんの90%くらいはLINEを使いたいからという理由でMNPだの機種変更だのしてるイメージ。ちなみに後の10%は「インターネットと電話を一本化したいから」とか「PHSの電波が入らないから」とかそんな感じ。
とりあえずまずはLINEユーザーは6600万人以上との事なので、日本の人口の約40%以上、5人に2人はLINEを使っていると。多いね!
そんなこんなで便利なものには障害も付き物。
一歩間違えばあなたも晴れて犯罪者の身ですし、はたまたうっかり被害者になることも。
今日はそんな話です。
・LINEの仕組み
LINEのアカウントを作成するときは自分の電話番号と、その電話番号宛に送られてくるSMSの4桁の認証番号が必要。アカウントとは?と思ったあなた!説明めんどいからググれ!!!めっちゃ簡単に言うと免許証みたいなモンやから!!!
とりあえずその4桁の認証番号をちゃちゃっと入力して登録ってボタン押せばほら簡単、あなただけのアカウントが出来上がりってわけです。
ね、簡単でしょ?
簡単だよね?
...そう、簡単だからこそ、簡単にアカウントののっとりも出来ちゃうんよねぇ~。
ここでもう一つ、そもそものLINEの仕組みとして
1.一つの電話番号では一つのアカウントのみ作成可能。
→アカウントは免許証みたいなモン。一人の人で免許証は一つしか作れないのと同じ。
2.一つの電話番号で他スマホからアカウントを作成した場合、元スマホのアカウントは消える。
→免許証を新しく作った場合、古い免許証は要らないっしょ?古い免許証は捨てましょうねって話。
この二点を念頭に入れといてもらえると話が分かるかと。
・LINEのっとりの手口
学生時代に仲が良く、しかしながら少々疎遠になっていた人がいたとして、その人から久々にメールが届きます。
「電話帳が消えちゃって...。よければ電話番号教えて」
旧友との久々の連絡に過去を慈しみつつ電話番号を教えるあなた。さらに相手は要求してきます。
「今コード送った。メッセージの4桁のコード教えて。」
疑問に感じつつも4桁のコードの意味も分からずとりあえず言われたまま見たままのコードを送るあなた。
はい、これでこの人のアカウントはご馳走様ってわけです。
この記事を流れで読んだ方ならなんとなく理解できたかと思うけど、電話番号と4桁のコード...。この二点で何かができたような...。
そうです、アカウントの作成です。
作ったらどうなるのかと。これも先ほど書いてあったような...。
そうです、元スマホのアカウントは消えるんです。
これで晴れてあなたのアカウントはのっとられ、被害者の仲間入りを果たしたというわけですね。
こうなっちゃうと、ぶっちゃけ救済の可能性はほぼ0と思ってください。
今までの友達情報やグループ情報、LINEで認証を行うゲームのデータとはおさらばです。なんなら電話番号のロックもかけられることがほとんどですので、新しいLINEアカウントすら作れません。わろた。
せっかくのスマホなのに!LINEを使うことができないと!90%くらいの人はスマホでLINEが出来ることに魅力を感じてるのに!!
ま、人間諦めが肝心です。
電話番号変えるか新しいスマホでも作ってくださいや。出来ればうちの店舗で(笑)
・諦めの悪い人向け
とはいえ「諦めてください」っつって「はい諦めます」って二つ返事できるほど潔い侍は現代にはいないので。
必ずしも救済できるとは限らないけどダメ元で言ってみる価値はあるかな的な話をします。
LINEの運営に報告と相談だ!
それも早急に。
運営の判断次第になるので100%アカウントの復旧が入るとは限りません。
復旧できなくても俺に文句言わないでね(はぁと
知らんがなって答えてあげるくらいしできないから(はぁと
それでもアカウントの再作成くらいの復旧は散見するので相談してみる価値はあるかと。
・まとめ
そもそも認証コード教えんなって話なんやけど、
1.電話番号も一つの個人情報。他人の番号もさることながら、自分の番号を人に教える時も十分気をつける!
2.認証コードはもっと大事!認証コードの「認証」って「本当にあなたで間違いないですか?っていうコード」って意味。本人以外知っちゃダメ、ゼッタイ。
3.万が一うっかりのっとられた時は早急にLINEの運営に報告!復旧措置の依頼をかけること!
みんな気をつけてね!!
※この記事はLINEの恐ろしさを伝えるものであり、のっとりを助長させるものではありません。
僕とオカンと時々ケータイ
・イマドキのケータイ事情
今や携帯電話というのは生活必需品、なんならライフラインの一部になりつつある人もいるのではないか。いや、別にケータイが無くともライフのラインが途絶えるわけでもないし、連絡手段も文を使えば味さえ出る。
それでも「ケータイ無いと生きてけない~」なんて言ってる頭の中ハッピーな連中もいるということは、つまりそういうことなのだろう。
まぁ、俺のことだけど。
今日はそんなライフラインになりつつあるケータイ(スマホ)を持ったオカンの話です。
・のっとりの話
出勤中、SMSが届いた。
俺のケータイの中には一人も連絡先が入っておらず、LINEで全て賄っている。それでも知り合いの電話番号やメールアドレスくらいは覚えているので、そのSMSの差出人も電話番号の表示のみで誰か分かった。
オカンだった。
どうやらLINEが使えなくなったらしい。
もはやLINEが使えないという事とその報告をSMSで送ってくるという時点で察したが、一応確認してみる。
俺「4桁の番号教えてとか聞かれた?」
オカン「聞かれた」
俺「教えちゃったんですね」
オカン「教えちゃったんです」
俺「のっとりですね」
オカンのLINEはのっとりにあったのだった。
実はLINEの作り方を使った巧妙なのっとり被害が多発しているのだ。
晴れてその被害者の一員となったオカンはあたふた。
まぁ無理もない。
今までのツム○ムのデータやタン○ンのデータがパァなのだから。
そこでケータイに無駄に詳しい息子である俺に聞いてきたというわけである。
親孝行な息子は、即座にLINEの運営にのっとられたアカウントの停止と経緯、アカウント復旧と発行許可を求めるように指示。そしてゲームデータに関してもツ○ツムとタ○タンの各運営に復旧の依頼を申請するよう指示。
なんて的確で迅速な指示なんだと自画自賛しつつ、後は運営次第だったので天啓を待つしか俺には力になれなかったのだった...。
・後日談
後日オカンからメールが。
まずLINEに関しては友達情報とグループ情報は消えてしまったものの、アカウントの再発行ができたとの報告が。そしてゲームデータに関してはツム○ムは完全復旧、タン○ンは残念ながら復旧不可との事だったが、お詫びとして200ダイヤが付与されたとのこと。
・まとめ
今回の一件はかなり被害を最小限に抑えることができたほうだと思う。
被害を抑えるポイントとなった項目は下記のとおり。
1.LINEがのっとられてから運営に報告するまでが早かったこと。
2.それぞれのゲームで課金履歴があったこと。
3.各運営に対し明確な経緯を伝えることができていたこと。
ただ、このポイントを抑えていたからといって必ずしもアカウントやデータが復旧するとは限らないので、オカンは運が良かったんやなくらいに思っていただければと。
とりあえず今までと大差なくLINEもゲームもできてよかったね、オカン!